フレームワークを組み合わせて、独自フレームワークを作ろう
◆困った
網羅的にアイデアを考えるためにフレームワークを使いたい。ただ、フレームワークをそのまま使っただけだと、結局フレームワークの多くは使う人の腕次第になりがち。重度の高いフレームワークほど、いろいろな場面で使える反面、使う人や状況クオリティがばらけてしまう。
◆こう考える
フレームワークを組み合わせて自由度をあえて制限してみる。良質な制限を自分の頭に与えることで、アイデアを考えやすくしてみる。
◆こうする
Where/When型フレームワーク × What/How型フレームワークは組み合わせやすい。
Where/When型フレームワーク
いつどこでなど領域を整理したフレームワーク。代表的なものでいうとバリューチェーンがそれに当たる。
What/How型フレームワーク
何をするのか的な行動/手法を整理したフレームワーク。代表的なものでいうとポーターの競争戦略がそれに当たる。
マイケル・ポーターの競争戦略類型:3つの基本戦略 | ハ行 | マーケティング用語集 | 株式会社シナプス
※Where/When型フレームワークとWhat/How型フレームワークはどちらも私の造語です。一般用語じゃないのでそのまま使っても「?」ってなっちゃいますのでご注意ください。
独自フレームワーク例:ハマる仕掛け×影響力の武器
お客さまがプロダクトを使いはじめてハマるまでのステップを明らかにしたもの
人の意思決定の仕組みを活用して、意思決定を誘導するための方法論
縦軸にハマる仕掛け、横軸に影響力の武器の武器を置いてフレームワークにします。こんな感じです。使い方としては、各空白セルに施策を考えて書き込んで行けばOK。
どんな状況で使うフレームワークなのか?
ハマる仕掛け×影響力の武器=お客さまがプロダクトを使いはじめてハマるまでの各ステップにおいて、お客さまにとってほしい行動をとってもらうために影響力の武器を使って施策をリストアップ/取捨選択するためのフレームワーク
◆効果的な組み合わせを作るために
フレームワークをカードにしておいて、ペラペラめくって良さげな組み合わせを作ってみる。ある程度機械的に独自フレームワークを作ることができます。(さっき例で紹介した影響力の武器×ハマる仕掛けもそれで作りました。)
・日々フレームワークをインプットしておいて増やす必要がある。新しいフレームワークは自分の身の回りのことに意図的に使ってみることで理解度が深まる